この記事では、第二新卒で金融→ITへと転職した僕が実際に書いた職務経歴書の内容をまとめています
これまで何回かに分けて転職に関する記事を書いてきましたが、今回は書類選考にてほぼ必須となる「職務経歴書」について、僕が実際に書いた内容をまとめました。
コンプラや機密保持の観点から具体的な社名や案件名は出せませんが、ざっくりこんなことを書けばいい、という参考になれば幸いです。
ちなみに、僕は営業職から営業職への転職なので、書いてある内容は営業の内容となります。
目次
前提:僕の転職前後の環境変化
毎回の記事で掲載はしているので、もし過去記事を読んですでにご存知の方はここは読み飛ばしてもらって問題ないです。
転職前 | 転職後 | |
業界 | リース業界 | SaaS業界 |
会社規模 | 1000人前後 | 1000人前後 |
給料 | 残業が減ったため手取りやや減少 | |
残業時間 | 月平均30時間 | 月平均10時間 |
平均年齢 | 40歳前後 | 30歳前後 |
職種 | 営業 | 営業 |
飲み会頻度 | 月に一度 | 月に一度〜二度 |
まず書く:経歴の概要
名前とか日付とかそういった基本事項を除いてまず初めに書くのは、職務経歴書の要約、つまりこれまでのキャリアの概要です。
ビジネス文書のように、はじめにこれから書く内容の要点をまとめるイメージですね。
ここははじめに書く、とは言いましたが、内容の性質上最後に書くのが好みの方もいらっしゃると思うので、お好きなほうを。
書く内容としては、最終学歴〜社名(複数あれば複数)と、各社でどんな仕事をしたか、どんな成果を出したか4〜5行でまとめます。
詳細を簡潔に分かりやすく書いていく
概要を書いたら当然次は詳細を書いていきます。
転職前の会社での仕事内容
「職務経歴書」なので書くことは基本的に仕事のことです。
担当地域・勤務地
ここは特に都心部の企業を受けるのであればそれほど大事でもないですが、地方企業を受ける場合などはしっかり伝えておくといいと思います。
扱った商材
営業として売った商材をここでは書きました。一言に営業といっても、無形商材を扱うのか有形なのか、また金額やスキームも多種多様で、会社の数だけ、またそれ以上にあります。
自分が何を売ったのか、可能な限り具体的に書くと面接時に自分も楽になりますよ。
担当顧客
具体的な企業名ではなく、会社規模や上場有無、また新規なのか既存なのか等、向き合ったお客さんがどのような属性を持っていたのか書きます。
転職先で受け持つ顧客がどのような属性かによってやることは大きく変わる可能性もあるので、ここも齟齬なく伝えることが大切です。
所属組織の規模(部署やチームの規模)
ここでは、自分が一緒に仕事していた部署やチームの規模感を伝えます。
特に転職候補先がチームワークや協調性を重視する企業であればここはしっかり伝えておくべきで、チームで動いたことがあるか、あるいは個人で突き進んでいたのか、このあたりの認識ズレをなくすために書きます。
実績
ここまで書いたら、実績を書きました。
実績はなるべく数字で、誰が見ても明らかなものを書くようにしました。
具体的には、予算として与えられた目標値と結果、そして部内(チーム内)の順位を書くようにしました。
ここは営業であれば売り上げなどの数字を書くイメージが強いですが、必ずしもそうある必要もないかと思います。
業務時間をどれだけ削減できたとか、部署のレベルを上げる勉強会みたいなものを何回やったとか、いろんな視点で見て書けることはたくさんあります。
アピールポイント
実績まで書いたら、その実績をもとに自分のアピールポイントを文章化します。
具体的には、上記の数字は具体的にどんなアクションをしてどうやって出したのか、その過程を書きつつ、「だから自分はこんなことができます」と伝えるイメージです。
僕の場合は実績で売上数値を書き、その理由として大口案件の受注をアピールポイントとして書きました。
そしてその案件を受注するまでの道のりや苦労を書き、そこで自分が発揮した強みや得た知見を書いていきました。
アピールポイントを踏まえた「自己PR」
最後に僕が書いたのは、アピールポイントを土台とした自己PRです。
具体的には、「自分にはこんな強みがあるので、貴社が求めるこんな人材として活躍できます」とか「貴社のこの商材の売上を伸ばすために自分はこう言う貢献ができます」みたいな具合です。
ここはアピールポイントと一緒にしてしまってもいいかなとも思ったのですが、そうなるとアピールポイントの項目がかなり冗長になってしまい、敢えて分けた次第です。
思考の流れとしては、アピールポイントを抽象化して、受ける会社に合わせて具体化していくイメージです。
まとめ:仕事の成果を数字で簡潔にまとめました
まとめると、職務経歴書はこれまでの仕事の成果をなるべく誰が見てもわかるように簡潔にまとめるよう意識しました。
扱った商材や顧客を書き、成果は数字で表す。これを意識しておけば面接で自分も話しやすくなるのでおすすめです。
おまけ 僕が転職前に読んでよかった本
最後におまけとはなりますが、僕が転職前に良かった本を1冊紹介します。
それがこの「転職の思考法」という本。著者の北野唯我氏は就活サイト「ワンキャリア」に携わっている人物で、いわば就活・転職市場のプロ。
そんな北野氏がこれからの転職のあり方は必要な心構えについて分かりやすく説明してくれている良書です。
転職前にすべきことやいい転職のやり方などが詳しく書かれているので、もし「転職って何からやればいいかわからない・・・」という悩みを持つ方がいればぜひおすすめしたい一冊です。