今回は、社会人3年目の半ばで金融からITへと転職した筆者が、転職活動の際に実際に使ったツールをご紹介します。
目次
前提:僕の転職前後の環境
転職に関する記事では毎回掲載しているので、もし他の記事で読まれた方は以下表についてはご放念ください。
転職前 | 転職後 | |
業界 | リース業界 | SaaS業界 |
会社規模 | 1000人前後 | 1000人前後 |
給料 | 残業が減ったため手取りやや減少 | |
残業時間 | 月平均30時間 | 月平均10時間 |
平均年齢 | 40歳前後 | 30歳前後 |
職種 | 営業 | 営業 |
飲み会頻度 | 月に一度 | 月に一度〜二度 |
僕の転職前後の環境は上表の通りです。年収こそやや落ちましたがこれは残業代が減ったからで、大きな変化としては業界と、周りの社員の平均年齢です。
飲み会についてはやや増えましたが、これは単純に残業が減ったから飲みに行きやすくなったという側面もあります。
社員が若い分飲みに行く人が前職よりも多いですが、強制飲み会は無く行きたい人だけ行くような感じです。僕はお酒が飲めないのであまり飲み会には行きません◎
メイン:信頼できる口コミ「OpenWork」
僕がメイン利用したのは、その会社に在籍中または転職した人のリアルな口コミが見れる「OpenWork」(以下、オープンワーク)でした。
オープンワークURL: https://www.openwork.jp/
オープンワークを利用した理由は単純で、「前職の口コミを見たら、社内の実情をよく表していた」から。要は、口コミの情報が信用できると踏んだからです。
求人自体はマイナビなど他のサイトでも参考にしながら、土台はオープンワークにして進めていきました。
自己分析:AIで適職診断もできる「ASSIGN(アサイン)」
転職先はオープンワークを利用しましたが、そもそも転職先を決めるために僕は自己分析をやり直しました。
基本的には過去の自分の行動を振り返って、大事にしている価値観を拾う、そんな流れで進めたのですが、一緒に使ったのが「ASSIGN」(以下、アサイン)というサービスです。
アサインはスマホアプリ・ブラウザで利用できる転職支援ツールで、20数問の簡単な価値観に関する質問に答えると、AIが自動で自分に合った業界を提示してくれるサービスです。
また業界を提示してくれるだけでなく、そのまま自社のエージェントにつないでもらって応募することも可能です。
僕自身はエージェントまでは利用しなかったのですが、エージェントも予め答えた質問を参考にしながら相談に乗ってくれるようなので、通常よりもスムーズに話を進めることが出来そうだな、と感じました。
ちなみに実際の質問はこんな感じで、5段階で自分の価値観を当てはめていきます。
するとこんな感じで自分の価値観をレーダーチャートにして可視化してくれます。もちろんこれをどこまで信用するかは自分次第ですが、僕は自分で行った自己分析とAIの判定を比べてみて、自身の価値観をブラッシュアップしていきました。
自己分析をしたいけど何からやればいいかわからない・・・なんて方におすすめのサービスです。以下より無料で登録し診断ができるので、是非お気軽に試してみてください◎
信頼の情報源:企業HP
自己分析と並んで行うのが「企業研究」ですが、これは正直受ける企業のHPを見るのが最も正確で手っ取り早いです。
特に上場している企業であれば、HPに会社の全ては書けなくとも、嘘を書くこともできません。
特に事業内容は転職時には必ず抑えなければならないポイントですし、社員の声(これは綺麗事ばっかり書いてありますが。笑)や福利厚生についても記載がある会社が多いです。
面接の逆質問にも使えるので、企業HPには必ず目を通し、理解できた部分・出来なかった部分はまとめておきましょう。
居るなら絶対聞くべき:その会社や同業他社の知人
わかってるよ!と言われるかもしれませんが、転職を考えている会社や業界にもし知人が居るなら、必ず話を聞いてみることをおすすめします。
これも知人の主観が入ってはしまいますが、内部にいないとわからない貴重な情報を拾える大チャンスです。
HPや口コミに書けないような会社の特徴(良い点も悪い点も)を聞くことができるかもしれませんし、場合によっては知人経由でまた別の方の話も聞けるかもしれません。
会う際は「転職を考えてるから話を聞く時間が欲しい」としっかりお願いして会うと、スムーズに話を進められると思います。
読むと視点が変わる「転職の思考法」
最後に紹介したいのが書籍「転職の思考法」。
“そもそも転職って何のためにするのか”“成功する転職とは何か”についてストーリー調でわかりやすく書かれており、特に20代中盤で第二新卒枠・初めての転職で右も左も分からない・・・といった方にまずおすすめしたい一冊です。
著者の北野唯我氏は就活・転職支援の「ワンキャリア」取締役CSOであり、言うなればキャリアのプロ。
この本の内容をそのまま鵜呑みにしすぎるのは正直危険もありますが、思考の土台として非常に参考になるのでおすすめです。
まとめ:転職活動はあらゆるツールを使うべき
以上、僕が転職活動の際に実際に使ったツールを、目的別にまとめました。
結論として言いたいのは、ウェブサイト、サービス、知人や書籍など、あらゆる方法で情報は集めるべき、ということです。
もちろん情報ばかり集めて何も進まない・・・なんて事態は避けなければなりませんが、1つの媒体に情報を絞ってしまうとどうしても偏りが出てしまいます。
人生の一大イベントである転職活動、ぜひ多角的な視点から情報を集めてみてください◎