金融からITへと転職した筆者が実際に感じたギャップを7つ紹介しています!
今回は、今年の夏に金融業界からIT業界へと転職した筆者が、転職したての頃に感じた前の会社/今の会社のギャップを7つ、本音で話していきます。
僕は前職が金融の中でもリース業界と割とマイナー寄りの業界で、現職がいわゆるSaaS業界で近年人気が高まっている業界です。
特にIT業界・SaaS業界を志望している方の参考になればうれしいです◎
目次
前提:僕の転職前後の環境変化
転職に関するどの記事にも書いていますが、僕の転職前後の環境変化は以下の表のとおりです。
転職前 | 転職後 | |
業界 | リース業界 | SaaS業界 |
会社規模 | 1000人前後 | 1000人前後 |
給料 | 残業が減ったため手取りやや減少 | |
残業時間 | 月平均30時間 | 月平均10時間 |
平均年齢 | 40歳前後 | 30歳前後 |
職種 | 営業 | 営業 |
飲み会頻度 | 月に一度 | 月に一度〜二度 |
ざっくり会社も社員も若返ったのが最大の変化で、これが感じたギャップにも影響します。
トップダウンか自発的なアクションか
前職では所属部署の特色もあってか、どの会社に何をどのように営業するか、基本的には上司や役員の指示で決められていました。
自発的な提案も通らないわけではないのですが、そういった環境下だとそもそも自発的に提案する方も多くなく、また結局は何を提案するにも上司の許可が必要でした。
一方現職は、お客さんへの提案は基本的に自ら考えて発信します。もちろん上司への相談はいつでもできますが、自分の考えがあってこその相談です。
会社のフェーズでやることが変わるとわかった
先述した違いがなぜ生まれるのか考えたのですが、それぞれの会社がどのようなフェーズにいるのかによって変わるのかなと。
前職は割と業界も会社も成熟しきっており、既存顧客への深掘り型営業がメインだったため、自然と上司(会社)の判断でどこに何を注力するのか決まったのだと思います。
一方で今の会社はまだ拡大期にあるため、誤解を恐れず言えば“ニーズのある顧客には売る”スタンスです。
だからある種、体力勝負というか量をこなすことが重要なフェーズでもあります。前職は量より質なスタンスだったので、初めはここは結構しんどかったです。
会社全体で成熟していくというよりは、個々のスキルを伸ばして会社も成長させるフェーズにあるのが今の会社なんだと思います。
与信判断の有無
前の会社は金融だったので、当然与信判断がつきものというかメインの業務でした。個人的にはこれが結構きつかったです。
与信が足りない先は断りを入れなければなりませんし、社内で稟議を上げる際も厳しく見られるので、自分では気づかない観点から強めの指摘を受けてフツーに凹みます。笑
今の会社はすごく身も蓋もないことを言ってしまえば業者なので、しっかりニーズを満たして悩みを解決できるのであれば、自社のサービスを入れてもらえれば極論それでいいのです。
そういった企業のスタンスの違いも、ここはいい意味でギャップでした。
デジタルツールの活用
これは正直最初慣れるのに必死でした。笑
ITの会社だけあって(今はこれがどの業界でも普通なんだろうか)、会社のツールは基本的にデジタルです。
後述しますが、自席にハンコがないことに最初は戸惑いました。。。
紙文化がない
前職は資料やデータの比較表などを出す際は、基本的に紙がメインでした。資料ができたらとりあえずA4かA3に印刷して、上司や役員の好みに応じてフォントとか出力サイズ変えて・・・とかやってたのですが、今思うとほんと何してたんだと。。。
今の会社では基本ペーパーレスで仕事ができているので、思い切って無くすような決断力も必要なんだなあと実感しています。
メモもなんでもPC上で完結するので、最初は慣れないやり方で仕事に時間がかかってしまっていました。
とはいえ、今でも紙のノートは使うので紙の良さは忘れずにいたいですね◎
社員が若い=ノリが幼い
まあ歳を重ねた方にも幼い方はいらっしゃいますが、やはり若い方が多いと全体的にノリが軽くなるというか、ところどころ幼さが垣間見えます。
これは仕事をする上でやりやすさもあるのですが、飲み会だったり業務時間外の話は面倒な話もちらほら聞きます。
僕は恋人と同棲していたり、またこうしてブログを書いていたりするためそういった一部の方とはあまり関わらないようにはしていますが、日本的な伝統企業では許されないような方がいらっしゃるのは事実です。
ここは入社当時は結構ギャップに感じていて、こういった方は声が大きく最初の印象が強いので「このノリについていけるかなあ」と不安でした。(蓋を開けてみたら落ち着いた人が多くて救われました)
THE MODELの分業体制
SaaS業界は多くの場合、「アポ取り部隊」「商談部隊」「契約後のフォロー部隊」の3つにお客さんとのやりとりで担当が変わります。
これが自分はまあまあ衝撃で、前職は言ってしまえば上記を全て担っていたので、どんな仕事になるのか想像ができませんでした。
ここも初めは他部署との連携や引き継ぎに慣れなくて苦労しましたが、慣れてきた今考えると前職よりやりやすさを感じています。
自分のやることが限定されるぶん、仕事の質の向上につながるのがいいなと思います。
追記:ギャップを埋めるために僕が使ったツール
転職は多くの場合環境がガラッと変わるため、基本的には何かしらのギャップに悩むことにはなると思います。
そのギャップを少しでも埋めることが重要で、そのためには自分を知ることと業界を知ることが必要不可欠です。
自分を知った上で、自分がどの業界にフィットするのかを見つけるのが大切になるわけですが、それを自力で見つけ出すのは至難の業です。
そこで僕が活用したのが、「ASSIGN」と呼ばれる、AIが自分の価値観をデータ化し、その価値観に合った業界を提示してくれるサービスです。
数分で終わる選択式の質問に答えることで、まずは自分の仕事における価値観を数値化してくれます。僕の結果は下記の通りです。
僕の場合は知的好奇心が強く論理的な思考を好むものの、仕事重視ではないというのが可視化されました。
その価値観をベースとして、以下のように僕におすすめの業界を提示してくれます。
ASSIGNは元々実績あるエージェントでもあるので、この情報を元にそのままエージェントと相談しながら転職活動を勧められるのも強みです。
登録と診断は無料で、しつこい営業電話も僕は無かったのでお気軽に試してみてください◎